NPO法人おきなわグリーンネットワーク
西原 隆
西原 隆
大雨の時、沖縄の美しい“美ら海”が赤く濁ることがあります。
それは、沖縄の“美ら島”をつくっている特有の土壌、赤土等が流れていくことが原因で、サンゴなどの豊かな海洋生物への影響、漁業、観光業、土壌流出による農業への影響が懸念されています。
“美ら島”から流れる赤土等もパイナップルやサトウキビなどの生産、シーサーや赤瓦などの原料になる「沖縄の大切な宝もの」。当NPO法人は、その大切な赤土等の流出が心配される農地のまわりに「ベチバー」という植物を植え、赤土等流出防止対策の一つであるグリーベルトを設置する対策活動を行っています。また、農地での対策普及・啓蒙活動や未来を担う子ども達との環境学習活動も行っています。さらに、グリーンベルトをつくる植物「ベチバー」は福祉の施設から購入して障がい者の就労支援にも繋げております。
そうだ!“美ら海・美ら島”の想いを大地に植えよう!
大切な赤土等と海を守る「ベチバー」の植え付けは、企業ボランティアや子どもたち、行政や農家の方々が参加する皆さんの“美ら海・美ら島”を愛する「かなさん」の想いで成り立っています。
そして、当NPO法人は「美ら海・美ら島」がいつまでもあり続けて欲しいと願って活動しています。
想いを同じくするKANASANプロジェクトを応援致します。
KANASANインスパイアソング
ウナイカナイ
ウナイカナイ
こんにちは。読谷村出身姉妹ユニット「ウナイカナイ」です。
「ウナイ」は沖縄の方言で“姉妹”,「カナイ」は夢を“叶える”という意味があります。
そして私たちの歌声が「ニライカナイ(海の彼方にある神の島)」まで届くようにという思いも込められています。
私たちは沖縄県読谷村に生まれ、幼い頃から沖縄の自然や伝統・文化を身近に感じながら育ちました。大好きな沖縄への想いや今まで受け取ってきた愛に感謝を込めてその想いを歌に乗せ日々活動しています。
これまでは主に沖縄のビーチなどで「姉妹で歌ってみた」動画を撮ってYOUTUBEにアップしたり沖縄の魅力的なスポットを紹介したりSNSを通して想いを発信してきました。
その中で改めて沖縄の魅力に触れ、それと同時に今まで知らなかったさまざまな歴史や文化を知るきっかけになり、もっと沖縄について深く知り、さらなる魅力を発信していきたい!!という思いが芽生えはじめました。
そんなとき、母から『会社の知り合いで、ふたりがやりたいと言ってた事をやろうとしている人たちがいるよ』という話を聞き、お電話でお話しをさせてもらったら、まさに私たちがこれから発信していきたい事と重なる部分があったので、大好きな音楽で是非参加させて頂きたいという事で今回「KANASANプロジェクト」のインスパイアソングを作らせて頂きました。
沖縄を離れ沖縄を愛おしく思っている方、まだ沖縄に行った事がないけど行ってみたいなと思っている方、そしてなにより宝の島、沖縄に住んでいる皆様に改めて沖縄を知り、沖縄への愛を感じるきっかけになってもらえたら嬉しいなと思います。
私たちはたまたま歌で参加させて頂きますが、お料理でもアートでもなんでも!うちなー愛があれば本当に何でも出来ると思います。沖縄に住んでいる方もそうでない方も皆で助け合い沖縄の宝を輝かせましょう。
一般社団法人久米島の海を守る会
田場 俊之
田場 俊之
一般社団法人久米島の海を守る会は、ここ10年、20年の間に急激に生き物が減少している島の環境に危機感を覚え、「久米島の豊かな自然を次世代にも引き継ぎたい」という思いに賛同した地元事業者(現在は11団体)により結成され、2010年より活動を開始し、海やサンゴの保全に関する啓発活動・環境教育、ビーチクリーン、赤土等流出防止に関する活動を行っています。
赤土等流出防止に関する具体的な活動は、グリーンベルト植栽、海域での赤土等堆積量調査(モニタリング)や赤土等流出に関する環境教育を行っています。
赤土等堆積量調査は、WWFをはじめとするプロジェクトチームが展開していた「久米島応援プロジェクト」から引き継ぎ、2011年より当会で実施しています。儀間川河口海域での調査は今年で32回目となり、継続した活動を行っています。儀間川河口海域のほか、島尻湾海域、字鳥島周辺海域でもモニタリングしています。
グリーンベルト植栽は、以前はベチバーで実施しておりましたが、近年はアカバナー(ハイビスカス)、クワンソウで行っており、昨年までに約3000本のアカバナーをグリーンベルトとして植栽しました。このほかにも、活用しやすい植物を使ってのグリーンベルトができないかと試行も始めています。
これらの活動を評価頂き2021年に沖縄県より環境保全功労者として表彰をいただきました。
この度のKANASANプロジェクトの業界枠を超えた協力による環境・文化保全活動に関し共感を覚えると共に、ご参画の皆様と共に沖縄の環境保全に対し尽力していきたいと思いますので、どうぞよろしくお願いいたします。